昨年比−6冊。例年ベースより若干減少。
この中のベスト3を。
第3位 「広島はすごい」安西巧著 新潮新書
ノンフィクションが上位に入るのは珍しいのです
が、カープの優勝やオバマ米大統領来訪など話題が
多かった、私の郷里がテーマのため親近感。日本経
済新聞の広島支局長となって間もない著者が、経済
から歴史、風俗まで綿密な取材の元に、広島をまと
め上げた感じ。広島入門。
第2位 「幸せの条件」誉田哲也著 中公文庫
誉田哲也の多彩さを実感した本作。おどろおどろ
しいサスペンスものや青春ものとは異なる農業経済
もの?主人公は今時OLで、タッチは軽快。楽し
かった。
第1位! 「スカウト・デイズ」「スカウト・バトル」
本城雅人著 講談社文庫
昨年2位の作品もこの著者の野球もの。裏方のス
カウトに焦点を当てたフィクション。モデルもある
みたいだが、迫真な展開。シリーズ化に期待。
圏外には、森沢明夫「海を抱いたビー玉」、和田竜
「村上海賊の娘1〜4」、有川浩「図書館危機」
「図書館革命」、川端裕人「雲の王」、浅葉なつ
「神様の御用人3,4」、越谷オサム「いとみち」
なども。
今年も、ときめかせてくれるような本とたくさん出会
いたいなぁ。